2019年秋 リアル謎解きゲーム
春に続き京都府木津川市の観光協会様からご依頼いただきました。いつもありがとうございます!
「令和」が万葉集の言葉からうまれた元号ということで、万葉集をテーマに作成。
また、木津川市はかつての都「恭仁宮」があったことから、恭仁宮跡までのウォーキングを楽しみながら参加いただく謎解きゲームとなっております!
今からおよそ1300年前、木津川右岸 瓶原(木津川市加茂町)に 「恭仁宮」が造られ、首都となりました。
恭仁京の都としての期間は足掛け5年と短いものでしたが、その間、天平13年(741)には国分寺・国分尼寺建立の詔、天平15年(743)には大仏造立の詔、墾田永年私財法の発布があり、歴史上極めて重要な時期であったといえます。
そんな木津川市にはその当時の遺構や伝説が数多く残っています。
今回はその伝説の中の一つ、飯岡(いのおか)流岡(ながれおか)を題材に。
【奈良時代、木津川の流れをはばみ人々を困らせる巨石があった。そこで聖武天皇は岩を取り除くよう命令。有名な高僧が祈願し続けたところ、雷が巨石に落ちて大小二つに割れ流された。ところが分かれた岩は互いに恋しがり、風が吹くと上流の岩からは「流れようか」、下流の岩からは「いのうか(=帰ろうか)」と呼び合う声が聞こえてきた。人々は岩の声を聞き、「流れようか」と叫んだ岩のある場所を流岡、「いのうか」と叫んだ岩のある場所を飯岡と呼ぶようになった。】
なんとも切ない伝説です。今でもその地名が残っているというのがロマンですね。
謎解きを楽しみながら、歴史に思いをはせてみてくださいね!
開催:9/14~11/24の土日祝
場所:木津川市内
キット販売:JR加茂駅観光案内所
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